freee会計はひとり社長に向いている?料金・使い方・おすすめしない人を整理
freee会計は「会計ソフトといえばfreee」というほど知名度が高くなりました。ただ、名前が有名だからといって、全員に向いているわけではありません。
この記事では、ひとり社長・個人事業主がfreee会計を使う前に確認しておきたい「料金の実態」「どのプランが必要か」「後悔しやすいケース」を整理します。
- freee会計の料金プランと、スターターで足りる人・足りない人
- インボイス登録者がどのプランを選ぶべきか
- freeeの使い方の流れ(登録から確定申告まで)
- freeeで後悔しやすいケースと、向いていない人
- ChatGPTとfreeeを組み合わせるとラクになる作業
freee会計の料金プラン
| プラン | 月払い | 年払い(月換算) | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| スターター | 1,780円 | 980円 | 確定申告・請求書・銀行カード連携・レシート撮影 |
| スタンダード | 2,980円 | 1,980円 | 消費税申告・経費精算ワークフロー・複数ユーザー |
| プレミアム | 年払いのみ | 3,316円 | 電話サポート・税理士連携強化 |
※税抜表示。年払いと月払いで料金が異なります。最新の料金・プラン内容はfreee公式サイトでご確認ください。
スターターで足りる人・スタンダード以上が必要な人
スターター(年払い月980円)で足りる方:
・売上が1,000万円以下で消費税申告が不要
・1名で経理を管理している
・請求書の作成と確定申告書類の作成のみ必要
・銀行・カードの自動連携でレシートをスキャンしたい
スタンダード以上が必要な方:
・インボイス登録事業者として消費税申告が必要
・従業員・スタッフと経費精算の承認フローが必要
・複数名で同じアカウントを管理したい
・給与計算との連携が必要
インボイス登録者はどのプランを選ぶべきか
⚠️ 重要:freeeで消費税申告をするにはスタンダード以上が必要です(月払い2,980円 / 年払い月換算1,980円)。スターターでは消費税申告書が作成できません。インボイス登録事業者の方はご注意ください。
インボイス登録をしていて消費税申告が必要な場合、freeeの年払いスタンダードは月換算1,980円です。やよいの青色申告(セルフプラン、次年度年額11,800円=月換算984円)と比べると割高になります。消費税申告コストを重視する方は、弥生との比較も検討してください。
freee会計の主な機能
| 機能 | スターター | スタンダード | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 確定申告書類作成・e-Tax | ◎ | ◎ | ◎ |
| 銀行・カード自動連携 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 請求書・見積書作成 | ◎ | ◎ | ◎ |
| レシート撮影・OCR | ◎ | ◎ | ◎ |
| インボイス対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 消費税申告 | × | ◎ | ◎ |
| 経費精算ワークフロー | × | ◎ | ◎ |
| 複数ユーザー管理 | × | ◎ | ◎ |
| 電話サポート | × | × | ◎ |
freeeが得意なこと
- 質問形式で入力すると自動で仕訳が完成する(簿記知識不要)
- スマホアプリの完成度が高く、外出先でレシートをスキャンできる
- 銀行・カードの明細を自動取得して仕訳候補を提案
- 確定申告書類(青色申告決算書・確定申告書)をソフト内で完結作成
- e-Taxへの電子申告対応
- インボイス・電子帳簿保存法に対応
freee会計の使い方の流れ
freeeを始めてから確定申告まで、大きな流れは次の通りです。
- アカウント登録・初期設定(約30分) 事業の種類・開業日・青色申告の有無などを入力。銀行口座・クレジットカードを連携設定する。
- 日々の取引を入力(日常的) 銀行・カードの明細が自動取得される。内容を確認して「取引として登録」するだけ。レシートはスマホで撮影してOCR入力。
- 請求書を作成・送付 取引先・品目・金額を入力して請求書を発行。PDF出力・メール送付が可能。インボイス対応の請求書も作成できる。
- 月次で収支を確認 ダッシュボードで今月の売上・経費・利益をざっくり確認。異常な数字があればこのタイミングで気づける。
- 確定申告書類を作成・提出 画面の指示に従って入力を進めると、青色申告決算書と確定申告書が完成。e-Taxで電子申告、または印刷して提出。
freeeの特徴は「ステップに沿って進めると必要なものが揃う」設計です。簿記を理解していなくても、画面の指示通りに入力を進めることで申告書類が完成します。
freeeで後悔しやすいケース
freeeは使いやすい一方で、特定の状況では「もっと考えてから選べばよかった」と感じる方もいます。事前に確認しておきたいケースを整理します。
仕訳を細かくコントロールしたい場合
freeeの自動仕訳は初心者に使いやすい反面、従来の簿記ルール(借方・貸方の考え方)とは操作感が異なります。税理士が弥生形式やMFでの管理を前提にしている場合、乗り換え後に連携しにくくなることがあります。
消費税申告が必要で費用を抑えたい場合
消費税申告にはスタンダード以上が必要で、年払いでも月換算1,980円(税抜)かかります。やよいの青色申告のセルフプランは次年度以降年額11,800円(月換算約984円)で消費税申告に対応しているため、コスト差が大きくなります。
電話で相談したい場合
電話サポートはプレミアムプラン(年払い月換算3,316円)のみです。「困ったときに電話で聞きたい」方には割高です。電話サポートを重視するなら、弥生のベーシックプランの方がコストが低くなります。
freeeの使い勝手は30日間の無料トライアルで確認できます。申し込み前に一度試してみることをおすすめします。
freeeを30日間無料で試す →freee会計をおすすめしない人
freee会計は、会計に苦手意識がある人でも使いやすいサービスです。ただし、すべての人に向いているわけではありません。
- すでに税理士から「弥生形式で管理して」と指定されている
- 細かい仕訳を自分で確認しながら管理したい(freeeの自動仕訳は簿記ルールと感覚が異なる場合がある)
- 消費税申告が必要で、できるだけ費用を抑えたい(スタンダード以上が必要で割高になりやすい)
- 電話サポートが必要(プレミアムのみ対応・費用が高い)
- すでにマネーフォワードや弥生に慣れていて乗り換えコストをかけたくない
「とにかく一番安いプランで済ませたい」というよりも、「毎月の経理や確定申告をどこまでラクにしたいか」で選ぶのがおすすめです。
ChatGPTとfreeeを組み合わせるとラクになること
freeeを使い始める前・使いながら、ChatGPTを補助的に使うと経理作業がよりスムーズになります。
freeeを使う前にChatGPTで整理できること
- 「この経費は何費になるか」候補出しと確認(最終確認は公式ヘルプ・税理士へ)
- freeeの初期設定で入力する事業の概要を整理する
- 青色申告に必要な書類・手順のチェックリストを作る
- インボイス番号が必要な請求書の記載項目を確認する
freeeを使いながらChatGPTで補助できること
- 領収書の内容をテキストにまとめてfreeeに貼り付けやすい形式にする
- 取引先への請求書メール文面を作る
- 月末の未処理取引リストをまとめてfreeeへの入力順序を整理する
⚠️ ChatGPTは「仕訳の候補を出す」「整理を手伝う」には使えますが、税務判断の最終確認は国税庁の情報・freee公式ヘルプ・税理士で行ってください。
✅ freee申し込み前に確認すること
- 消費税申告の必要があるか(→ある場合はスタンダード以上が必要)
- 税理士がいる場合、freeeに対応しているかを確認する
- 30日間の無料トライアルで操作感を試してから判断する
- 年払いと月払いの差額を確認する(年払いの方が大幅に安い)
- 電話サポートが必要ならプレミアム(または弥生に変更)を検討する
⚠️ 掲載情報に関するご注意
料金・機能・サポート内容は変更される場合があります。掲載情報は2026年5月時点の公式情報をもとにしています。申し込み前にfreee公式サイトで最新情報をご確認ください。本記事は情報提供を目的としており、税務アドバイスを保証するものではありません。
最終確認日:2026年5月 / 本記事はアフィリエイト広告を含みます。